底地所有者の方も必見!借地権を相続した場合の選択肢Part4


前回まで、借地権を相続した場合の選択肢と、各選択肢のメリット・デメリットについてご紹介してきました。実は、借地権を相続した場合には、もう一つだけ、とることのできる選択肢があります。今回は、その選択肢についてご説明致します。

今回ご紹介したい選択肢が、地主さんとの敷地引き分けです。これは、借地権の一部を、地主さんの所有する底地と交換することで、土地を完全に折半して所有する方法です。では、この選択肢をとることのメリットとデメリットについてご紹介いたしますね。

■メリット
・地主さん、借地人ともに少額の資金で実現できる
どちらかが、どちらかの権利を買い取る場合には、買い取るだけの資金が必要になります。しかし、交換する場合は、金額調整用の資金のみで、多額の資金がなくても実現が可能です。

・一定の条件を満たせば、譲渡税を回避できる
敷地交換の相手は地主さんであり、お互いの権利を物々交換しているに等しいので、一定の条件が満たすことができれば、課税対象から外れる場合があります。

■デメリット
・地主さんとの交渉が必要
これは、売却の場合はどの選択をしても必要になるのですが、基本的に信頼関係で成り立っているので、地主さんと密に話し合う必要があります。

・家を取り壊さなければならない
土地の権利が折半になるので、権利が分かれる土地の上に建っている住宅は一度取り壊す必要があります。

底地、借地権の問題は、複雑な問題です。相続した際には、できるだけ早く専門家に相談するようにしましょう。