土地を返してもらうために-正当事由とは-


「契約更新を機会に土地を返してほしい」と思われる地主の方、多くいらっしゃるかと思います。
しかし、契約更新のタイミングでも、地主に「正当事由」がなければ、借地権者は更新できる権利を持っています。
では、「正当事由」とは何でしょうか?今回は「正当事由」についてみていきましょう。

■正当事由とは
正当事由とは、賃貸借契約において、地主が契約の更新を拒絶する時や、解約の申し入れを行う時に必要となる事由のことを指し、多くが裁判での判断に委ねられます。

■正当事由が認められるケース
正当事由が認められるかどうかはいくつかのポイントの状態によって判断されます。どういった点がポイントであるかみていきましょう。

1.借地権者さんが土地の使用を必要とする事情
最も重要なポイントと言えます。その土地を必要とする理由が借地権者と地主のどちらが強いかを左右します。

2.借地に関する従前の経過と現在の利用状況
地代の支払いに滞りがなかったか、更新料を授受したか、など借地における諸事情が考慮に入れられます。

3.地主さんが明け渡し料を提案したかどうか
明け渡し料は正当事由の補完的な要素と考えられているので、金額を十分に提示したとしても、1の借地権者の土地利用の必要性が高ければ、事由は正当とされなかったりもします。

いかがでしょうか。
正当事由が認められるのがいかに難しいかお分かりいただけたと思います。
借地契約期間中に借地権者さんが後進の意向無くして、解除する場合は更地返還となります。

そういったケースも稀に存在するので、覚えておきましょう。